高圧ガス製造保安責任者の甲種機械を受けてきた

高圧ガス製造保安責任者の甲種機械の試験を受けて来ました。11/10(国試1発)

そのことについて色々とメモ。

会社に言われて仕方なく受験した

高圧ガス製造保安責任者とは、高圧ガスを扱う工場で保安技術管理者、保安主任者及び保安係員になるための資格。

大体、会社に言われて取らされる資格です。

難易度の割りに、持っていてもクソの役にも立たない資格ですが、化学プラントの基礎的な知識が結構身につきます。化学プラント勤務の人は持っておいて損は無いと思われます。

取得するためには、国家試験で「学識」「保安管理」「法令」の3つの科目で60点以上を取らないといけません。

しかし国試1発はかなり鬼畜(合格率10%弱)なので、「高圧ガス保安講習」を受ける方法があります。

保安講習の検定で、「学識」「保安管理」の2つを合格すると、国家試験ではこの2つは免除になります。

しかも保安講習では、どの部分が出るとかかなり範囲を絞ってくれるらしいです。しかし講師によってはそうではないとかなんとか。(大阪の講師は全然言ってくれないとか、広島の講師は優しいとか)

ただ、範囲は絞られますが狭く深く突っ込んだ問題になるとかなんとか(噂)

乙種か甲種で迷ってる場合は、実際の問題を見て判断したらいいと思います。(私が実際に受けた試験問題の一部↓)
学識以外は気合さえあれば何とかなります。学識は元知識の有無でかなり勉強時間が変わってくると思われます。

受けた際の私のスペック等(前提条件)

  • 年齢:20歳
  • 学歴:高専機械工学科卒
  • 勉強期間:3ヶ月(平均毎日2時間)、うち3週間くらいはやる気なくて0時間、うちテスト1週間前5時間、テスト前日18時間
  • 特記:法令はほぼ前日だけで仕上げました。化学プラント勤務。頭は良くない。
  • 使用教材:過去問集(24年度版)+高圧ガス保安技術テキスト+よくわかる計算問題の解き方(↓画像)

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学識の範囲

最初に「学識」ですが、問題は基本的に全て記述式で選択式ではありません。

何か書きさえすれば部分点がもらえるらしい(?)ので、きちんと答えが合っていなくとも合格することもあるらしいです。
範囲としては

  1. 熱力学(圧縮機の断熱変化の仕事・熱量・効率、モル質量等の基本的な計算)
  2. 流体力学(ベルヌーイ、NPSHの計算、動力計算)
  3. 伝熱力学(配管保温の伝熱計算、熱交の熱貫流)
  4. 材料力学(薄肉円筒胴の強度計算)
  5. 材料学(材料の脆性の特徴、非破壊検査等、溶接時に於ける材料劣化特性等)

と基本的な大きな項目としてこれだけあります。

範囲が非常に広く、学識だけでも大変です。
しかし、「過去問5年分」(↑画像)と「よくわかる計算問題」(↑画像)のテキストをやっとけば60点は固いです。

覚えるんじゃなくて理解しとかないと解けない問題ばっかり出てきます。

しかも毎年20点分くらいは今まで出た事も無いテロみたいな問題が出ます。(近年はそういう問題は出ない傾向っぽい)

伝熱力学、材料学、材料力学等については私は学修したことが無かったり、記憶があやふやだったりでかなり苦労しました。

あと関数電卓(普通の四則演算電卓は可)が使えないので、常用対数表を使って計算するの必至です。その際、自然対数を常用対数に直す公式を覚えとかないと詰みます。
例:1000の0.287乗とか
指数法則の公式もある程度思い出しといた方がいいです。

保安管理の範囲

次に「保安管理」ですが、基本的に問題は、5つくらいの文があって、どれが正しいか。を選ぶ問題なのですが、選択肢が、「イとロ」とか「イとロとハ」とか「ロとニ」等、全部の文を読んで正誤を判断する必要があります。

保安管理と法令は全て選択式なので、まだ気が楽です。
範囲としては

  1. 燃焼・爆発(爆発下限、各ガスの性質、)
  2. 材料(各材料の基本的な性質、熱処理の方法・特徴、疲労・破壊)
  3. 金属腐食(腐食の種類、各材料に於ける適合性)
  4. 溶接(溶接方法、各材料に於ける適熱処理方法、割れの発生原因)
  5. 静止機器(計装機器、保安装置)
  6. 回転機(ポンプ、圧縮機、キャビテーション、サージング等)
  7. 安全設定(hozop系、本質安全回路とか)
  8. その他(もう書くのめんどい)

簡単に、超大まかに、こんな感じです。これで氷山の一角くらいです。

個人的に学識より難しいと思います。範囲が広すぎます。

過去問を見て、その部分の保安管理のテキストを読み返す感じだけで良いと思います。

私はその方法+テキストを数回適当に流し読みで60点ギリでした。

膨大な保安テキストの中から本当にランダムに出してくるので、完璧に対策したいなら保安テキスト熟読&10年分くらいの過去問を徹底理解(覚える+理解)です。

法令の範囲

「法令」も似たような感じです。

過去問を見て、その部分の法令を読む。対策としてはそれくらいしか無いと思います。

可燃性ガス、毒性ガス、不活性ガス、支援性ガスがそれぞれがどういう場合に含まれるか(不活性ガスは含まれない場合が多い)、や、どういう場合になんm、どういう場合に保安距離免除等(コンビ則の場合免除はされない、一般・液則の場合は埋設することで距離緩和可等)などを頭の中で整理してから試験に臨まないと落ちます。

過去問やっただけで行ける気になってるのは無謀です。

こんなん覚えて何になるねん・・・感を振り払わないと、かなり勉強が苦痛です。実際に自分が働いている現場に当てはめて覚えると、記憶に残り易いかもしれません。

あと法令テキストなんか買う必要ありません。

ネットで保安法コンビ則液則容器則、全てググれば載ってます。

まとめ

私が受けた結果として、

法令「お、余裕やんけ!こりゃいけるで」→15問中12問正解(86点)
学識「100点行ったんちゃうかこれ!こりゃ受かったな!」→80点くらい(予想)
保安「(白目)」→20問中13問正解 (66点)

で、ギリギリ合格でした。
2014-01-28 17.50.29
毎回、どれか一つの教科をムダに難しくしてくる傾向があります。性根腐ってんじゃねーの、問題製作者。

勉強する際は、とりあえず全教科の荒切削を完璧にしといて、1週間くらい前から仕上げ切削をする感じが一番良いと思います。

私は学識→保安→法令の順番で勉強しました。

法令は高専生御用達の一夜漬けで大体何とかなりました。

乙種の場合は、1週間前くらいからの勉強で十分間に合うと思います。(友人談)

あと2ちゃんねるに高圧ガスのスレがあるので、そこで情報収集するのも良いかもしれません。(今年は多分この問題くるんじゃねえの、とか予想してたりします、ただ大体クソレスばっかです)

ちなみにテキストは全部貰い物、試験・交通費代は会社負担になるので、自己負担0円でした。
落とす気マンマンの問題ばっか作ってんじゃねーよ、くたばれクソ協会。おわり

高圧ガス甲種に関するサイト

DOT is MY WAY!!様
http://blog.livedoor.jp/dot_tomo/archives/1752959.html

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